再飲酒されたら①
再飲酒に関するこんなアンケートがあります。
1.再飲酒した時、どんな気持ちになりますか
・やめようと思う…57.0%
・どちらかというとやめようと思う…20.0%
・どちらかというと飲もうと思う…5.0%
・飲もうと思う…18.0%
2.再飲酒を家族から責められるとどんな気持ちになりますか
・やめようと思う…26.6%
・どちらかというとやめようと思う…11.8%
・どちらかというと飲もうと思う…10.8%
・飲もうと思う…50.9%
家族が再飲酒を責めると
「飲もうと思う」が32.9%も増加するって一体・・・
本心では「やめたい」と思っているのに
外圧が加わると「飲んでやる!」に転じてしまうのは何故?
飲んでしまった・・・という罪悪感
どうせ自分には出来ない・・・という無力感
出来なくてバカにされている・・・という劣等感
自分はダメな人間だ・・・という自己否定感
断酒の苦しさをわかってもらえない・・・という孤独感 etc.
たくさんのネガティブな想いが
家族に責められることによって増幅され
強いストレスになるのでしょう。
ストレスは手っ取り早く飲酒でまぎらわせる人たちです。
しかも
「家庭で責められる
↓
ストレス
↓
飲んで一時的にラクになる」
というサイクルを持っています。
ダメだと言われると余計にやりたくなる・・・という反発心にも後押しされて
失望と怒りで家族が責めれば
この悪循環に陥ってしまうかもしれません。
連続飲酒にならないようにと家族が強く抑止すると
それが逆に飲酒に繋がってしまうとは
なんと悲しいことでしょう。
飲んでしまえば話は通じません。
「飲んでいる時は人間ではないから相手にするな」とは
私が回復者からよく言われる言葉です。
話し合いなど成立しないので
争わず、説得せず、そっとそばを離れる。
まして再飲酒して本人が荒れていたら
家族が巻き込まれないこと。
家族の安全が最優先です。
では私たちはそのあと一体どう対応すればいいのでしょうか。
CRAFT的には?
MI(動機づけ面接法)的には?
再飲酒の酒が止まってから
家族にも出来ることがあります。
それはまた次のブログで。
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