回復者が出席&開催報告
台風接近で開催が危ぶまれましたが
8月2日(土)土曜おしゃべりサロンを開催しました(参加者10名)
ご参加くださった皆様ありがとうございました。
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今回の土曜サロンには回復中のアルコール依存症者が出席。
生存率2割のアルコール依存症から生還して5年目と6年目の2人です。
泥酔していたのはつい最近のことなので
当時の記憶や感覚がまだ生々しいのでしょうか、
家族の質問にも言葉を尽くして答えてくれました。
これまでも依存症予防教育アドバイザー(本人)から
アルコール依存症者の気持ちを聞くことはありました。
「ふ~ん、そうなんだ」と思うけど
ちょっと腑に落ちなかったりして。
ところが今回は2人がことごとく
「そうそう!」と強くうなずき
「そうですよねー!」と共感しまくるので
私たちも「なるほど、そうなんだ」と
納得せざるを得ませんでした。
家族
「もう飲まない」とか「酒はやめる」って言うのに
なんでまた飲むの?
飲んだりやめたりを繰り返されると
本人が断酒している時も家族は常に不安なのよ。
回復者
その時の「飲まない」という気持ちは本物。
本当にそう思ってる。
飲んでる時とは別の人間なんです。
家族
なんで酔うとやたらに電話してくるの?
しかも時間なんかお構いなく。
夜中寝ている時に話しかけてきたり
ホント、迷惑なんだけど。
回復者
私たちは本当は人とつながりたい。
シラフじゃ人と話せない。
飲んだら電話できるんです。
自分のことしか考えていないから
夜中でも明け方でも酔っ払った時に掛けてしまう。
家族
「家に帰りたい」と回復施設から戻ってきてしまったり
断酒しているはずなのに酒が少しずつ減っていたり
回復者
飲んでる時は人ではなく動物だと思って相手にしない。
距離を取った方がいい。
つまり
・飲んでる時は人間ではないから放置
・飲んでいない時は人恋しいタイプの(ちょっと面倒くさい)人間だから(無理ではない程度に)かまってあげる
という感じでしょうか?
次の機会に確認してみようと思います。
いずれにしても
「家族がいたから断酒できた」
という回復者の言葉に救われた土曜サロンでした。
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