CRAFT アイメッセージ
アルコール依存者の家族はたぶんどこかで
CRAFT(クラフト)というアメリカで開発された依存症家族のためのプログラムを学びます。
アメリカでは家族がこのCRAFTを実践したら
治療を拒否していた依存症者の7割が治療につながったという実績があります。
CRAFTとはザックリ言うと
依存症者への話し方を変えましょう、ってことです。
①私を主語にした言い方をする(アイメッセージ)
②肯定的な言い方をする
③簡潔に言う
④具体的に言う
⑤自分の感情に名前を付ける
⑥支援を申し出る
どれもとてもシンプルなのに実際にやろうとすると意外と難しい。
日常的に自分がこういう話し方をしていないことに気付かされます。
否定的な言い方をクドクドしたり
「なぜ+否定文」で話したり。
「なぜ連絡くれないのよ」といわれたら
相手は責められていると感じたり
イヤミだと受け取って感情的になるかもしれません。
それではこちらの本意が伝わらなくなってしまします。
ではこちらの本意とは?
「連絡がなくて(私は)心配だった」ということではありませんか?
CRAFTのアイメッセージは
連絡をくれないということを非難しているのでも
連絡してほしいと相手の行動を指示しているのでもなく
自分の心配だった気持ちを伝えることです。
日本語は主語を省略しがちなので
普通は省略する主語をあえて入れることで
こちらの気持ちがよりハッキリ伝わるのだと思います。
そして不思議なことに
アイメッセージで自分の気持ちを伝えると自分自身がとても楽になります。
CRAFTで依存症者が治療につながるかどうかはともかく
自分自身のためにやってみてはいかがでしょうか。
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次回のおしゃべりサロンは
5月13日(火)10時から12時
稲毛保健福祉センター
お申込は不要です
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