不安に立ち向かうために
モリモリです♪
息子が断酒して来月で丸3年になります。
だいぶ安定しているので私が日常的に再飲酒の不安を感じることはかなり少なくなりました。
とはいえ、断酒して何十年たっても
ひょんなことから再飲酒し
最初は普通に飲めていてもアッという間に連続飲酒になって
なかなか断酒に戻れないという話はゴロゴロ転がっています。
ヤツは(私はアルコール依存症をヤツ呼ばわりしている)
ニコニコ近付いてきて
「平気平気、ほらね、大丈夫でしょ」っていい顔するのは最初だけ。
すぐに本性を現し
「いずれ再断酒するんだからそれまでもっと飲んじゃえば?」
と連続飲酒の泥沼に引きずり込む。
だから一度ヤツに目を付けられた人は決して油断してはいけないのです。
そういう意味では私にも一生不安が付きまとうことになります。
一人で考えているだけでは不安は解消されません。
私は何が不安なのかを息子に伝え、どうにかしてほしいと相談しました。
「あなたが一人で散歩に行くと途中で酒を買うのではないかと私は不安だ」
→息子は財布を持たないで散歩に行くようになりました。
「本当に自助会に行っているのか不安だ」(←ひどい!でも退院直後はこれも普通に心配でした)
→息子は会場に着いたら写真を何枚か送ってくれるようになりました。
ほんの少しの歩み寄りで不安は大きく軽減されます。
軽減されても無くなりはしない。
でも起きてもいないことを不安に思って暮らすのは
自分の限りある時間を考えるともったいない話です。
本人たちが飲まない時間を作るために自助会に通うように
私も不安を感じないで済む趣味に時間を使うことにしています。
皮肉なことに
不安がなくなるのは実際に再飲酒してしまった時なのです。
不安が的中し、思いっ切りガッカリするでしょう。
でもやがて立ち上がって私たち家族はまた断酒に向かおうとするはずです。
ガッカリはするけど「また今日から頑張ろう」と言えるなら
本人も再飲酒を必要以上に隠したりしたりしないのではないでしょうか。
一旦リセットされた不安はまた発動しますけどね。
知識と情報で不安に立ち向かうおしゃべりサロン
次回は
7月11日(火)10時-12時
稲毛区ボランティアセンター
です
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