2LDKの暮らし
あまとうです!
コラムニストの小田嶋隆さんが書いた「上を向いてアルコール」という本があります。
小田嶋さん自身のアルコール依存症のこと、断酒してからのことなどが書かれています。
ある日の自助会で、夫がこの本を読んで印象に残った箇所として以下を挙げていました。
「酒を飲まない暮らしは、4LDKの家から2LDKに家に移ったみたい」
正確にはここの描写は「4LDKの家の2部屋で暮らすようなもの」です。
使っていない2部屋が酒のある部屋です。
「4部屋のうちの2部屋」「4LDKから2LDKに」
仕事も友人も、自分を取り巻くことがみんなお酒とセットになっていた人にとって、お酒のない暮らしはこんなに寂しさを感じるのでしょう。
実際に夫は、自助会で「飲んでいた頃の楽しかったことが懐かしくて仕方ない」と言ったこともありました。
狭い2LDKだけど
自分や家族が大切にしている物に囲まれたわが家
大切な人に来てもらってゆっくりおしゃべりできるわが家
「2LDKの暮らしも悪くないな」
と思ってくれる日は来るのでしょうか・・・?
PS:
夫がこの本について印象に残っているもう一か所は
「断酒中のアルコール依存症者は、坂道でボールが止まっている状態」です。
再び飲んだら、ボールは坂道を下っていく・・・
忘れないでおくれ。
次回のおしゃべりサロンは
6月27日(火)10-12時
稲毛区ボランティアセンター
です
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