再入院はよくあること
あまとうです!
以前のおしゃべりサロンで、ある参加者が「〇〇病院は、再入院する人がたくさんいるらしいんです・・・」と話されました。
再入院する人が多い病院に入院させても仕方ない、困った
というニュアンスでした。
でもこれは少し誤解があります。
病院による再入院率に差があるかもしれませんが、退院後の再飲酒率はとても高いのです。
少し古いデータですが、
アルコール依存症で入院していた人の退院後の断酒率は
・1か月で8割
・2か月半で5割
・1年で3割弱
・2年で2割(で下げどまり)
しかありません。
出所:アルコール依存症治療ナビ.jp
つまり、退院後1か月以内に2割の人が、2年以内に8割の人が再飲酒してしまいます。
それが再入院の多さにつながっています。
だから「この病院は再入院が多い」ではなく、「どの病院も再入院が多い」のが実態です。
ちなみに、夫が入院した病院では「入院患者約40人のうち初めて入院した人は3,4人だと思う」と話していました。
入院中の病院の家族会で、私が「再飲酒したら、どうしたらいいんですか?」と聞いたところ、先生は最初に「再飲酒はよくあることだと知っておきましょう」とおっしゃったのを記憶しています。
やっと入院させることができたとホッとしている家族にとって、この現実はガッカリするしかありません。
でも、飲んじゃうんじゃないかと心配しながら、遠巻きに見ているだけなのは勿体ない。
本人が退院後「飲まない」という気持ちを持っているのであれば、家族としてそれをサポートできることはあると思います。
「正しく恐れて、全力でサポート」です。
具体的に私やモリモリがやっていたことは別の機会に綴ります。
次回のおしゃべりサロンは
4月11日(火)
稲毛区ボランティアセンター
です
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