まだ地獄の中にいる&開催報告&開催案内
11月1 日(土)第96回おしゃべりサロンを開催しました(参加者7名)
3年前に応援メールをくださった方が遠方から来てくれました!
最初で最後、とのことでしたが
「楽しかったので」(←ココ大事)来月も来てくださるそうです。
朋あり遠方より来たる また楽しからずや!
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「地獄を見たければ、アルコール依存症者のいる家庭を見よ」
そんな言葉があります。
ちょっと大げさだなと感じていたのは
「入院すれば治る」と思っていたからです。
ところが、飲酒中はもちろん、
断酒してからも苦しさは続いたのです。
アルコール依存症は、20代で飲酒習慣がつき、
徐々に依存が進行して、40〜50代で問題が表面化する。
そんな経過をたどることが多い病気です。
とはいえ、問題が見えても
すぐに医療につながるとは限りません。
多くの家族が、長い年月にわたってお酒の問題に悩み続けます。
家族の日常はただでさえ大変です。
それに加えて、
・誰にも言えない
・話しても分かってもらえない
・「あなたがしっかりしないと」と諭される
そんなふうに、精神的にも追い詰められていきます。
やっと病院にたどり着き、入院にこぎつけて3ヵ月。
ようやく安心できると思ったのも束の間、
退院後は再飲酒への不安や恐怖との戦いが始まります。
再飲酒してしまえばもちろんのこと、
たとえ断酒が続いていても
家族には常に心配と不安がつきまといます。
たとえば、断酒が何年も続いていても
「旅行で夜の宴席がある」と聞くと、
「勧められても大丈夫かな」
「もし飲んでしまったらどうしよう」
と心配でたまらなくなるのです。
それは、本人を信じていないからではなく、
過去の記憶と
アルコール依存症という病気への理解が
そうさせるのだと思います。
「何十年断酒していてもスリップする」
大切な知識でありながら
その知識に苦しめられてしまうのです。
更に、本来なら
断酒が続いているのは嬉しいことのはずなのに、
なぜか心の中がモヤモヤ、イライラ、ムカムカ……
自分でも理不尽だと分かっているけど
どうにもならない。
家族は長い時間をかけて、この気持ちと向き合うことになります。
再飲酒への不安や心配は、
離婚や死別によってなくなるかもしれません。
けれど、たとえ本人と離れても、
このモヤモヤやイライラは、すぐには消えません。
まるで難しい計算問題を抱えているようなものです。
ただし、本人がいなくても
回復者から解き方のヒントをもらえば、
少しずつ答えに近づけるかもしれません。
同じように悩む仲間たちと
「難しいね」と言い合っているうちに
そんな計算、どうでもよくなるかもしれません。
たとえ今、離婚や死別で本人と離れていても、
もしあなたが苦しいと感じているなら、
それはまだ地獄の中にいるからではありませんか?
苦しいときは、どうぞおしゃべりサロンにいらしてください。
みんなで少しずつ、楽になっていきましょう。
苦しんでいる方はこちらへ
↓
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おしゃべりサロンのご案内
【日時】
11月 11日(火)10時ー12時
申し込み不要
託児は事前にご連絡ください。
ご連絡は、本サイト「サロンについて」ページの最後に記載のメールアドレスまで。
*託児は別室で行いますので、お子様の前でしゃべりたくない方もご安心ください。
小さいお子様でそばにいた方がよい場合は、そのようになさってください。
【会場】
稲毛区ボランティアセンター ボランティア 活動室
稲毛保健福祉センター3階
(千葉県千葉市稲毛区穴川4-12-4)
http://www.chiba-shakyo.jp/inage/inage-access/
*駐車場有
・JR総武線稲毛駅より京成バス「山王町」行き乗車「稲毛区役所」下車徒歩2分
・千葉都市モノレール「穴川駅」下車徒歩7分
【参加費】100円
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