断酒と喫煙&開催案内
例会の休憩時間になると
断酒者たちは連れ立ってタバコを吸いに外に出ます。
例会終了後も屋外の喫煙スペースは人でいっぱい。
私はそれを横目に
「タバコもやめちゃえばいいのに」
と、よく思ったものです。
家族たちは「タバコは酒よりマシ」と口を揃えて言います。
息子が入院していたアルコール病棟も然り。
「酒よりマシ」と喫煙は認められていたそうです。
病院なのに。
ところで、お酒の席でタバコを吸う人が多いような気がしませんか?
アルコールもニコチンも報酬系を刺激するので
同時に使えばドーパミンの放出量が増えて快感は増大します。
脳は「酒とタバコを一緒に使うと気持ちがいい」と学習するので
酒の席では自然にタバコが吸いたくなるのです。
ちなみに
アルコールは胃や小腸で吸収され
血液に溶け込んで肝臓を通過し
最終的に脳に到達します。
そのため、ドーパミンが出るまで30分くらいかかります。
一方、ニコチンは肺から吸収されて数秒で脳に届き
即座にドーパミンが放出されます。
ただ、即効性はあるけれどニコチンの半減期は短く
30分もすれば血中ニコチン濃度が下がって
またタバコを吸いたくなります。
さて、断酒とタバコの関係性として考えられるのは
①断酒してから喫煙量が増えた場合
これまでアルコールで得ていたドーパミンの快感は
断酒によって得られなくなります。
脳はその物足りなさをニコチンで補おうとするのです。
②断酒してから喫煙を始めた場合
もしも断酒後にタバコを吸い始めたとしたら
アルコールへの依存をやめたあとの空白をニコチンで埋める、
つまり別の依存症に移行するクロスアディクションかもしれません。
断酒しても喫煙していれば
ニコチンによって報酬系回路は動き続けているので
ギャンブル、ゲームなど他の依存対象に移る傾向がみられます。
中には禁煙補助薬(ニコレットなど)に依存するケースさえあります。
確かに家族にとってタバコは「酒よりマシ」なんです。
害が及ぶのは基本的には本人だけですから。
でも私たちだってできれば本人にとって
より健全な依存対象が見つかればといいと思っています。
まぁ、結局のところそれも「本人次第」。
依存症治療の基本のキですね。
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おしゃべりサロンのご案内
【日時】
10月28 日(火)10時ー12時
申し込み不要
託児は事前にご連絡ください。
ご連絡は、本サイト「サロンについて」ページの最後に記載のメールアドレスまで。
*託児は別室で行いますので、お子様の前でしゃべりたくない方もご安心ください。
小さいお子様でそばにいた方がよい場合は、そのようになさってください。
【会場】
稲毛区ボランティアセンター ボランティア 活動室
稲毛保健福祉センター3階
(千葉県千葉市稲毛区穴川4-12-4)
http://www.chiba-shakyo.jp/inage/inage-access/
*駐車場有
・JR総武線稲毛駅より京成バス「山王町」行き乗車「稲毛区役所」下車徒歩2分
・千葉都市モノレール「穴川駅」下車徒歩7分
【参加費】100円
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土曜サロンのご案内
【日時】
11月1日(土)13時~15時
*15時からは自由参加の茶話会(1時間程度)
【場所】
花見川区ボランティアセンター 活動室
(花見川保健福祉センター3階)
行き方は、あるあるコールおしゃべりサロンHPの「開催日・会場」ページをご覧ください
【参加費)100円
【申し込み】不要(直接会場にお越しください)
【託児】無料・事前にご連絡ください
ご連絡は、あるあるコールおしゃべりサロンHPの「サロンについて」ページの最後に記載のメールアドレスまで
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