カサンドラ症候群との共通点 第43回開催報告
あまとうです!
11月28日におしゃべりサロンを開催しました。
参加いただいた皆様(8名)、ありがとうございました。
今回のおしゃべりサロンでは「カサンドラ症候群」の話題がありました。
ご存知ですか?
「カサンドラ症候群」は、
アスペルガー症候群などの発達障害者の配偶者やパートナーが、その発達障害者とコミュニケーションがうまく取れず、肉体的、精神的に苦痛を感じる症状を表す言葉です。
Wikipediaの「カサンドラ症候群」の中の「専門家の見解」から抜粋・要約してみると、
大人の発達障害の家族は
○発達障害の人の言動や行動に振り回されていることがある
○「夫(妻)の言動にうんざりしている」「私のことを理解してくれない」「人の意見に聞く耳を持っていない」など強い不満を抱いている
○発達障害者の乱雑さや突発的な行動に振り回され、その後始末に追われる。
○発達障害者のことをあきらめて、無視や放任状態になるパターンもある。
これら↑
アルコール依存症の家族にもそっくり当てはまりますね。
おしゃべりサロンでも「一緒だ」との声がありました。
さらに、別の情報ソースによると
○発達障害者と心が通い合わないことへのストレスに加えて、周囲の無理解が孤独を深める。
とあります。
これも、アル依者の家族「あるある」ですね。
同居していない家族や相談機関でこんな言葉をかけられた経験がある人は少なくないのでは・・・
「あなたが我儘なんじゃないの」
「そんなのよくあることだよ」
「もっと大変な家庭もある」
・・・
カサンドラ症候群を改善するために挙げられていることも、アル依者の家族の対応として言われていることに似ています。
↓
○物理的・心理的な距離を置く
○コミュケーションの方法を変える
○まず、自分が悪いのではないと気づく
○同じ苦しみを抱えている家族と交流し気持ちを共有する
カサンドラ症候群は、こうして名称がつくほど認知されています。
おそらく多くの研究がなされ、回復に向けたノウハウも蓄積され、現場で導入されているのでしょう。
アル依症者の家族の苦痛にももっと関心が集まり、回復のための多くの知見が寄せられることを、心から期待します。
次回のおしゃべりサロンは
12月12日(火)10時ー12時
@稲毛区ボランティアセンター
です!
土曜日おしゃべりサロンもあります!
2024年1月27日(土)13時-15時
@花見川区ボランティアセンター
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