救急搬送→入院 第40回開催報告
あまとうです!
10月10日(火)のおしゃべりサロンの開催報告です(参加者7名)。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
参加者のお一人(Aさん)から、家族(依存症者)が救急搬送され入院したという報告がありました。
急性アルコール肝炎だったとのことです。
搬送され入院したのは、アルコール依存症の専門病院ではありません。
これは「アル中あるある」の一つ。
点滴などをしてもらい、状態がよくなって退院となり、結局また飲んでしまうというパターンはありがちです。
Aさんの場合も、入院中に内科の医師に依存症であることや治療を受けさせたいことを伝えていましたが、専門ではないのであまり期待できないと思ったそうです。
ところが、退院を控えた日に、精神科の担当医師が体調不良で、臨時でやってきた医師がアルコール依存症の専門医!!
病院からAさんに「相談してみませんか? この機会を逃すと・・・」と電話が入ったそうです。
専門医とは、先ずAさん一人で面談、その後ご本人も呼ばれ面談。
これで、この期に及んでも依存症ではないと言い張っていた(これも「ある中あるある」)ご本人も認めざるを得ず、今後も通院を続けることが決まりました。
これは偶然の出来事によるレアなケースかもしれません。
でも、Aさんが内科の医師に依存症の治療を受けさせたいと伝えていなければ、病院から電話が来なかったかもしれません。
Aさん自身が専門医と話した際には、これまでの数年間のご本人の状況をメモしたものを携えたそうで、これも役に立ったと言います。
救急搬送に至るまでの状況や専門医とのやり取りなどのリアルな話を聞くことができ、私も含めて参加者みなが参考になったことと思います。
病院に繋がったことは回復の第一歩に過ぎません。
でもここに至らないケースの方が多い中、大きな一歩だったことは間違いありません。
おしゃべりサロンでは、Aさんから「退院して最初に本人に何と声を掛ければよいか?」と聞かれました。
「だから何度も言ってたでしょ!」「もう飲まないわよね」・・・
と言いたい気持ちはぐっと抑えて
「元気なあなたを見ることができてうれしい!」「ずっと健康でいて欲しい」・・・
ですね。
次回のおしゃべりサロンは
10月24日(火)10-12時
@稲毛区ボランティアセンター
です
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