イネイブリング 第31回開催報告
あまとうです!
昨日(6月13日)におしゃべりサロンを開催しました。
参加者は8名(主催者2名、スタッフ2名含む)でした。
参加いただきました皆さん、どうもありがとうございました。
参加者の近況報告の後に、モリモリが準備をした資料を使っての勉強&体験談の話し合いをしました。
今回の資料は「イネイブリグ」について。
イネイブリングとは、依存症者の飲酒を続けることを可能にする周囲の人の行為のことです。
例えば
・飲み屋のツケや借金を代わりに支払う
・お酒を代わりに買いに行く、与える
・トラブルに対し代わりに謝る
・二日酔いで会社に行かれない時に代わりに連絡する
・汚れたものを代わりに片づける
など
これらを本人の代わりに周囲の人が行えば、本人は後悔することも、失態に気づくこともないのです。
イネイブリングをする人を「イネイブラー」と言います。
私もイネイブラーでした。
夫が自転車の酔っ払い運転で転び、血だらけになったのを助けてくれた近所の方に、お礼の品を買ってきたり、汚した服やカバンを洗ったり。。
イネイブリング、イネイブラーについては、夫の飲みが酷くなり、依存症について調べるようになってから知りました。
とは言え、ウンチやおしっこのついたパンツやパジャマの洗濯や、汚れたトイレの掃除は放置できませんでしたが。。。
イネイブリングは、おしゃべりサロンで何度か取り上げたテーマですので、参加者の中には勉強を機にイネイブリングを止めた方もいます。
例えば、
・酔っぱらってソファで寝ていると、以前は布団をかけていたが、やらなくなった
・お酒を割るためのミネラルウォーターやお茶を以前は準備していたが、やらなくなった
こうして自分がイネイブリングしていることに気づけば、それをしないように変えることはできますが、難しいのはそれに気づいていない人が依存症者のそばにいることです。
自分がイネイブラーであることに気づかせるにはどうしたらよいか?
難しい問題です。
少しでも助けになるよう、最近は、参加した方以外の家族に見てもらえるような資料の工夫もしています。
次回のおしゃべりサロンは
6月27日(火)10時-12時
稲毛区ボランティアセンター
です
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