アル依と飲酒運転

モリモリです。

千葉県八街(やちまた)市で飲酒運転のトラックによる小学生5人死傷事故が起きたのは

一昨年の6月。


県内で起きた事故だったので断酒会でも当然話題になりました。

断酒前に飲酒運転したことがあるという体験談はもとより

「酒を飲んだ方がうまく運転できた」と豪語する人もいて

昔のこととはいえゾッとしたものです。


おしゃべりサロンでも依存症家族の飲酒運転が時々話題になります。

・自爆ならともかく(ともかく?)被害者が出たら大変だから心配だ

・運転前のアルコールチェックをどうやってすり抜けているのだろう?

・運転業務を外されたようだ

・配達の仕事をクビになったらしい

などなど。


飲酒運転で死亡・重大事故を起こすと懲役刑で服役。

もちろん免許取り消し。

懲戒解雇や廃業などで職を失い

それによって離婚や一家離散で家族を失うことになるかもしれません。


しかも被害者側には対人対物賠償が支払われますが

死亡・重大事故を起こした飲酒運転本人に対する保険金は支払われません。

更に自分の治療には健康保険は使えないので全額自己負担。

「自爆ならともかく」なんて軽口叩いてる場合ではないのです。


交通安全に関する教育教材や出版物を扱うシンク出版さんは

飲酒運転についてもHPで精力的に発信しています。

安全運転管理者のための酒気帯び確認手引き」では

飲酒運転の防止にはアルコール依存症患者の早期発見が重要だと指摘しています(以下引用)

「アルコール依存症は本人の自覚がないため

自身の意思でコントロールしようとしてもたびたび失敗します。

回復の必要性を自覚するには時間がかかることから

周囲の適切なサポートが必要です。

職場全体として

・孤立を解消する

・叱責しない

・あまりに世話をやきすぎない

・健やかな人間関係を作る

・たった1杯のアルコールでも勧めない

アルコール依存症は病気であり

周囲のサポートと理解があれば

治療して安全に業務を続けることができます」


「だらしない」とか「意志が弱い」と飲酒者を見下さず

アルコール依存症の本質を理解してくれる職場は

とてもありがたく心強いと感謝しつつ

飲酒運転がなくなることを心から祈ります。


無料駐車場のあるおしゃべりサロン

次回は

3月28日(火)10時~12時
稲毛区ボランティアセンター

です

あるあるCall

おしゃべりサロン ~家族のお酒のことで困っている方のために~ 「もしかしてアルコール依存症?」 家族のお酒の飲み方で困ったり、心配したり、悩んだりしていませんか? 「うちもそうだよ」「私はこうしているよ」とみんなでおしゃべりする中で何かヒントが見つかるかもしれません 気軽におしゃべりサロンにお出かけください!

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