変えられない過去に縛られるなんて

モリモリです♪


成人した子どもたちが

「子どもの頃お母さんにこう言われた」

と思い出話をすることがあります。


子どもたちの記憶はかなり鮮明ですが

私には全く覚えのないことばかり。


「え~? そんなこと言った?」

それどころか

「私がそんなこと言うわけないじゃん」

と半ば憤慨するようなことも。


親の私には何気ない一言でも

子どもの心にはしっかり刻まれていた。

おそらく傷付けていたのです。


私は覚えていないけど謝るしかありません。

でも「そんなひどいこと言ったかなぁ」が根底にあると

中途半端な謝り方になってしまいます。

「(そうだとしたら)ゴメンね」

「(覚えてないけど)悪いことしたね」みたいな。


アルコール依存症者が断酒すると

家族は嬉しい気持ちと裏腹に

怒りや嫌悪感がいつまでもぬぐえません。


酒をやめただけでこれまでのことがチャラになるとでも思ってんの?

家族がどんなに苦しかったことか!

謝ってよ! 


そう言われても本人は酔っ払って覚えていないので

通り一遍の謝罪しかできず

それがまた家族としては腹立たしい。


本人の断酒が続いても家族は長く苦しみます。

・酒害記憶のフラッシュバック

・再飲酒への不安

・当時の酒害への怒り


フラッシュバックは自分の意志ではコントロールできないし

再飲酒への不安は断酒者の努力と誠意に左右されます。


でも怒りだけは自分で何とかすることが出来るかもしれません。

酒害に振り回された苦しみは簡単には忘れられません。

たぶんどんなに謝罪されてもなかなか許せないでしょう。


でも変えることができない過去に縛られて

今もツライなんてもったいない。


本人の断酒が安定したら

惨めだったあの頃の記憶を手放せるかも。


家族の家族による家族のための

最後の大仕事です。


みんなが怒りを手放すおしゃべりサロン

次回は

2月28日(火)10時から12時
稲毛区ボランティアセンター

です


3月4日(土)13時-16時

@花見川区ボランティアセンター

もあります!

詳しくは「お知らせ」欄をご覧ください

あるあるCall

おしゃべりサロン ~家族のお酒のことで困っている方のために~ 「もしかしてアルコール依存症?」 家族のお酒の飲み方で困ったり、心配したり、悩んだりしていませんか? 「うちもそうだよ」「私はこうしているよ」とみんなでおしゃべりする中で何かヒントが見つかるかもしれません 気軽におしゃべりサロンにお出かけください!

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