断酒支援は誰のため? &開催報告
5月17日(土)第84回おしゃべりサロンを開催しました(参加者6名)
天気の悪い中ご参加いただきありがとうございました。
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土曜日のおしゃべりサロンは3ヶ月に1回程度の開催です。
わずか年に4回ですがそれでも(だからこそ?)
毎回楽しみに参加してくださる方々と
今回は少し突っ込んだ話になりました。
アルコール依存症は本当に手強い。
なかなか医療に繋がらないどころか
自分がアルコール依存症だと認めもしない。
入退院やスリップを繰り返す。
施設に入所しても長続きせず自宅に帰りたがる。
いなくなればいいのに・・・
退院しなければいいのに・・・
死んじゃえばいいのに・・・
アルコール依存症者の家族なら
一度はそう考えたことがあるのではないでしょうか。
でももし本当にそうなったら・・・
私たちはどう感じるのでしょう?
意外なことに、どんなに酒害に苦しめられていても
いざそうなると私たちは
ああしてあげれば良かった・・・
あの時こうすることも出来たのに・・・
もっと私に出来ることがあったのではないか・・・
と、おそらく自分を責めることになるでしょう。
これは災害や事故で生き残った人が感じるサバイバーズギルトと似ています。
・亡くなった人を助けられなかった無力感
・もっと何かできたのではないかという後悔や自責の念
・誰かに責められるのではないかという不安
・あの時こうしていればという過去への執着
このような感情はごく自然に起こる反応です。
散々酒害で苦しんだのに
更にこうやって自分を責めるとはなんて理不尽なんでしょう!
断酒に協力し、回復を支え、
出来ることをやり切ってもなお断酒できないとしたら
たとえどんな形の別れとなってもあきらめがつくかもしれません。
断酒支援は誰のため?
それはきっと自分自身のため。
だったら少しは頑張れるような気がします。
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次回のおしゃべりサロンは
5月27日(火) 10時~12時
於:稲毛保健福祉センター
お気軽にお立ち寄りください♪
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