おしゃべりサロン(第4回)開催報告
昨日(5月24日)おしゃべりサロンを開催しました。
参加者は3名、いずれもリピーターの方でした。
ある方の近況報告では、こんなうれしい話がありました
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離れて暮らす依存症本人についての悩みや愚痴を、おしゃべりサロンで話しているので、夫に愚痴らないようになった。
そうしたら、依存症本人から電話が来ると、夫はそれまでは自分にただ取り次ぐだけだったのに、本人としゃべってくれるようになった。
本人とも上手に対応してくれ、自分のようにイライラしていないようだ。
自分も、電話が来ても「嫌だなー」とあまり思わなくなった。
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おしゃべりサロンで同じ状況の人達と話をしたり、依存症について勉強したりする中で、奥様の気持ちに余裕が生まれ、それが一緒に暮らすご主人に伝わっているのでしょう。
奥様が明るく、穏やかになったんでしょうね。
ご主人にとっては、奥様が悩みや愚痴を言う依存症ご本人は、避けたい存在だったのかもしれません。
奥様が変わったことで、それがなくなったんでしょうか・・・?
不思議ですねー。
ご主人の心境の変化をお聞きしてみたいものです。
いずれにしても、おしゃべりサロンの存在がご家族にとってプラスになっていることがうれしくて仕方ありません。
他にもこんなご報告がありました
・酒量について言うことはやめた
・暴言が減った気がする
・本を読んで勉強している。
・「相手を変えることは出来ない。でも自分を変えることはできる」「自分が変わると相手が変わる」と書かれている。
難しいけど、そういう事だとわかるようになった
・『ありがとう』って言えるようになった
拍手、時々うれし涙の会でした。
家族の気持ちの余裕が生まれ、依存症について正しい知識を持つと、依存症本人に冷静に対応できるようになります。
ただただ本人を責めたり怒ったりするのは、家族が消耗するばかり。
責めや怒りは、本人をより飲ませる方に向かわせます。
家族が良い方向に変わることは、依存症本人にとってもプラス(病院に繋がる、断酒を継続する等)になるんです。
さらに昨日は、千葉市のあんしんケアセンターの職員の方2名が見学に来てくださいました。
あんしんケアセンター(地域包括支援センター)は、高齢者の介護申請の相談を始め、お困りごとに対応いただける機関です。
高齢者のアルコール依存症が増える中、お酒でお困りのご家族が多いことは耳にしており、あんしんケアセンターにはおしゃべりサロンのご案内に行っていました。
ご見学いただいたことで、依存症という病気の深刻さや家族の大変さを知っていただけたようです。
また、このような当事者同士で支え合うサロンの意義をお認めいただき、もっと存在を知ってもらえるようご協力いただけると、ありがたいご感想をいただきました。
ご参加者、ご見学者とも、足を運んでくださりありがとうございました
次回のおしゃべりサロンは
6月14日(火)10時-12時
です。
副代表あまとう
【お問合せ】
alalcallfamilysalon★gmail.com
★を@に変えて送信してください
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